1976-10-08 第78回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
言うなら、ECで言っておる搾取価格である。そういうものを標準に物を考えて高安を論じるようになると、国内生産というものはできにくくなります。また、発展途上国と日本国との生活の差もあるし、文化水準の差もあるわけですから、農民だけにはだしで、裸でやれ、他の職階は別なんですよという社会はあり得ないわけですから、そう考えると、これからそういうことを政策の中に入れて——私自身はやはり砂糖が安いと思うのです。
言うなら、ECで言っておる搾取価格である。そういうものを標準に物を考えて高安を論じるようになると、国内生産というものはできにくくなります。また、発展途上国と日本国との生活の差もあるし、文化水準の差もあるわけですから、農民だけにはだしで、裸でやれ、他の職階は別なんですよという社会はあり得ないわけですから、そう考えると、これからそういうことを政策の中に入れて——私自身はやはり砂糖が安いと思うのです。
構造政策、規模拡大なりあるいは流通の改善なりで生産者の消費価格を無視した価格形成ということは、これは言えないわけでもあるし、現実には消費価格の、全体国民生活のためによろしいことでないわけで、それはその面でやらなければならぬのであって、いまの国際価格には、余剰国のダンピング価格ありあるいは発展途上国から、いわゆる非常に低い生産費で世界市場に出てくるものもあるわけですから、言うならば文化生活を無視した搾取価格